2019年11月5日

【FELT】BROAM 40 納車

と言ってもかれこれ２ヶ月くらい前ですが(^^;

FELTの自転車は基本的に在庫しておらず当店がFELT取扱店であることをご存じない方も割と多いみたいなのでたまにご紹介しとかないとな・・・と。

BROAM 40はグラベルロード

近年人気の「グラベルロード」ロードバイクに太いタイヤが特徴的です。

今年シマノからグラベル用コンポーネントとしてGRXがリリースされたことで今後更なる盛り上がりが期待できるジャンルです。

見た目はシクロクロスにも似ていますがどういう用途で使う自転車なのかいまいちピンとこない方も少なくないと思いますので、まずはグラベルロードの特徴を箇条書きしてみました。

ロードバイクのような高速巡行性
未舗装路でマウンテンバイクのような走破性
レース重視のシクロクロスよりも「遊び」を重視
ランドナーにも匹敵する積載機能の拡張性

１と２を見るとシクロクロスと共通するような感じもありますが、グラベルロードの場合は更に太めのタイヤが装着されていて最近では650BのMTBタイヤがデフォルトになっているモデルの登場などその名を示す「Gravel / 砂利」だけではなくあらゆる路面での走破性に優れている印象です。

また、シクロクロスはもともと冬季トレーニング用ロードバイクとして考案され、そこから転じてオフロードレースとして発展していった経緯があり乗車姿勢もレーシーなものになっています。

一方グラベルロードの場合はヘッドが長めでラフな姿勢がとりやすく、リアセンター（ホイールベース）も長めですので重い荷物を積んでいても安定感があり太いタイヤと合わさって乗り心地が非常に良くなっているなどレース機材としてよりは純粋にサイクリングを楽しむ「遊び」の自転車として設計されています。

個々の用途で特化した自転車がそれぞれであるわけですがグラベルロードというのはつまり

オンロードとオフロードを１台で「遊ぶ」多用途バイク

言わば自転車のSUVといった感じでしょうか。

例えば舗装路から道を外れて未舗装路の走りを楽しんでみたり、ブルべのイベントに出てみたり、荷物を積んでキャンプバイクとして乗ってみたり、段差や路面の状況を気にすることなくストレスフリーな毎日の通勤に使ってみたりなどおすすめの用途は沢山あります。

FELTのグラベルロードは２種類

なんだか前置きが長くなってしまいましたが・・・。

FELTのグラベルロードは「BREED」と「BROAM」の２つのモデルがあります。

↑BREED（メーカー説明サイト）

リアセンターとヘッドチューブが比較的短かくクイックな走りが売りのBREEDに対してBROAMは前述のとおり楽な姿勢で乗れて安定感が良いグラベルロードの王道を行くような自転車です。

メーカーはBREEDと差別化するために「アドベンチャーバイク」とも呼んでいます。

一方で両モデルに共通するのが700Cと650Bのコンパチブル設計であること。

BREEDは650B、BROAMは700cが標準装備されていますが実はどちらの規格にも対応しています。

より高速に走ることをメインにするなら700C

重い荷物を載せてオフロードをメインにするなら650B

といった風に用途や目的でホイールを入れ替えて２つの楽しみ方が出来るというのがFELTグラベルロードの魅力と言えます。

BROAM 40はシリーズの中間グレード

これぞグラベルロードと言えるような楽しみ方が味わえるBROAMシリーズは３つのグレードで販売されています。

BROAM 30 / GRX（11ｓ）：198,000円（税別）

BROAM 40 / GRX（10ｓ）：148,000円（税別）

BROAM 60 / CLARIS（8ｓ）：118,000円（税別）

GRXのRメカはチェーンの暴れを防ぐスタビライザー機能が付いていますので悪路での変速精度の低下などを軽減してくます。

ちなみにBROAM 40のブレーキは機械式と油圧式のハイブリッドタイプとなっており、ワイヤーでキャリパーを引きキャリパー内部の油圧でブレーキを掛ける仕組み。（※ワイヤー引きなのでSTIはTIAGRAとなります）

上位グレードの30は完全油圧式で下位グレードの60は機械式となります。

また、こちらのハイブリッドブレーキは単品でお取り寄せが可能です。

機械式ディスクでフラットマウント台座だという方はキャリパー本体だけ取り替えて気軽に「油圧化」してみては如何でしょうか？

そして塗装が美しい

FELTはネット店でよく見かけるため説明だけ聞いてあとでポチられるのが嫌なのでお店に置いていないのですが（そんな理由ですいません・・・）、たまにご注文を頂いていじってみるとそこはやはりドイツ魂というか、なかなか丁寧な造りをしているなと感じることがあります（Mide in Germanyというわけではないけど）。

特にこのミッドナイトブルーフェードのグラデーションの色合いは深みがあって美しく「俺も欲しい！」と思ってしまうほどでした。