TSマークの補償額が変わりますよ
TSマークってご存知ですか?
TSとはトラフィック・セーフティー(交通安全)の略で、障害補償・賠償責任補償・被害者見舞金がセットになった、自転車安全整備店で入れる1年間の掛け捨て保険です。
種類は青と赤と2つありますが、当店では賠償限度額の高い赤のTSマークを取り扱っております。
10月1日からこの赤いTSマークの賠償限度額が5,000万円から1億円に増額されます(10月1日以降に加入された方が対象)。
昨今の自転車事故における賠償額は増加傾向にあり、過去には9,500万円の賠償を命じた判例もあります。
ちなみに、このケースでは小学生が加害者となり監督者である保護者に賠償が命じられました。
高額賠償は決して珍しいものではなくなりつつあり、TSマークの補償額も時代とともに増額されてきました。
加入金は税別600円+点検代が税別1,000円&修理代(当店の場合)。
車検みたいなもので点検は必須!要修理箇所があれば修理したうえでの加入となります。※当店でお買い上げの自転車は点検代が無料&修理工賃10%OFF
なお、TSマークのシールが貼付されている自転車であればご家族や第三者に貸している際の事故でも適用となります。
勿論、他の保険に加入されていても手続きできますので、万が一に備えて併用されるとより有効的だと思います。
加入から1年が過ぎたら再び自転車安全整備店に自転車を持ち込み、点検を経て更新(再加入)の手続きをします。
自転車を購入してから点検せずに乗りっぱなしという方も多いでしょうから、これを機に加入&更新されると今後は定期点検もできて一石二鳥といった感じでしょうか。
しかし、だからと言って「これで大丈夫だ」とはならないように!
自転車は免許不要で年齢に関係なく使える手軽で身近な乗り物です。
逆を言えば誰もが加害者になり得るリスクも表裏一体で存在しています。
自転車も公道を走る車両であることを自覚して日頃から安全運転を心掛けることが当然ながら重要となってきます。
特に前述のとおり未成年者であっても年齢に関係なく加害者として扱われ、更には保護者までもが監督責任を問われる場合もありますので、ご家庭で今一度交通ルールの確認と徹底を啓蒙していきましょう!
その上で、それでも意図せず起こってしまう事故に備えてTSマークを是非ご活用ください。